妖怪化物絵巻 - 河出書房新社

河出書房新社さんから発刊された「筑前化物絵巻」にて、写真撮影を担当しました。

福岡の旧家で発見された、学術的にも珍しい新種妖怪 40体以上が掲載された妖怪絵巻。
(巻物を書籍化)

撮影にあたってまずは、所有者のご自宅に伺い、これまでの経緯を聞きロケハンを。巻物の状態を確認し、セットをどう組むか、巻きぐせをどう直すか、など諸々を検討。

撮影日には、河出書房担当さんと研究者の近藤先生と、貴重な巻物を恐る恐る開きマスクと白手袋着用し、数日間かけて丁寧に撮影を。

撮影中は、先生から巻物の解説や説明をしていただいたりと知見を得る数日間に。

江戸時代に生きた福岡・黒田藩の武士の遺作を、
160年後の今に複写し、後世に伝えるという仕事から、
写真とは何なのか?と
問い直すきっかけをいただいた気がしています。

Using Format